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  • ガガガ文庫「青春絶対つぶすマンな俺に救いはいらない。」1巻感想
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◇妹さえいればいい。1◇


おすすめ度:★★★★★
※おすすめ度最高は★5つ。例:★3つの場合は★★★☆☆という表記となります。

◇あらすじ◇

妹バカの小説家・羽島伊月の周囲には、いつも個性的な連中が集まっている。愛も才能もヘビー級、残念系美少女のハイエンド・可児那由多。恋に悩み友情に悩み夢に悩む青春三冠王・白川京。鬼畜税金セーバー・大悠アシュリー。天才イラストレーター・ぷりけつ―。それぞれ迷いや悩みを抱えながらもゲームをやったり旅行に行ったり仕事をしたり賑やかな毎日を繰り広げる伊月たち。そんな彼らを温かく見守る完璧超人の弟・千尋には、大きな秘密があって―。『僕は友達が少ない』の平坂読が放つ青春ラブコメの到達点、堂々開幕!!

◇感想◇

 変態だ――!! (読み返し)……変態だ――!!

 「僕は友達が少ない」の著者:平坂読先生と、「変態王子と笑わない猫。」のイラストレーター:カントク先生がタッグを組んだガガガ文庫「妹さえいればいい。」1巻!

 発売日に買った時から気になってはいました! いましたが、俺ガイル10.5巻のいろはの魅力に抗えず、いつの間にか発売日から4日も経っていました。

 正直、カントク先生の絵だからもう少し自重していると思っていたのですが、流石は平坂読先生、自重どころか最初っから全裸の妹登場させるとかフルスロットルでしたわ。最初からクライマックス? いえいえ、最初から最後まで変態度MAXですよ!

 いつもの平坂先生節もありつつ、今作はラノべ作家について書かれており、フィクション交えつつもリアルを感じます。過度な表現を抜けばガチでそんなことをしているんだろうと。

 そういったラノべらしいフィクション部分と、ラノべ作家の日常のリアルさが上手く調和して読む手が止まりません。また、重めな話ではなく、軽い短編を詰め込んでいる感じでとても読みやすかったです。

 というかもうこれ、平坂先生の自伝なんでしょう? もちろん美少女とかは渡航先生とかに変換されて、同じことを繰り広げ……渡航先生が平坂先生のパンツくんかくんかしてるの!?(いわれのない風評被害)

 ■妹が大好き過ぎる羽島伊月を中心とした、ラノべ作家のお話■

 笑い、リアル、変態があってウンコがある。そんなあらゆる制約、理性を振り切り本能のまま書いた作品――な気がする「妹さえいればいい。」。

 わりと下品な言葉をそのまま使うのはいつもの平坂先生クオリティ。ある意味相変わらずで安心するほどです。そういった表現はあまり好かんのですけどね! それでも読む! 面白いから!!

 カントク先生のカラー絵で、那由多と京が水のかけっこしてて「どこの天国だここは!?」と驚きを隠せず、興奮しっぱなしでそのシーンを探そうと読み進めました。那由多がとんでもない変態だと知ることになったのはいつだろう……10ページ進んだか進んでないかでしたね…………全裸で伊月のパンツをくんかくんかしてました。管理人は那由多のパンツをくんかくんかしたいです。

 そんなド変態で伊月のことが大好きな那由多を中心に、一癖も二癖もある変態《作家・イラストレーター》達が送るライトノベル作家のお話。
 読んでいくと、ライトノベル作家が普段はどんなことをしているのか、面白おかしく理解できます。

 才能に嫉妬したり、思いつきで旅行行ったと思ったら、編集者が来たと逃げ出そうとする。そして、確定申告という敵と税理士とともに戦い、皆でTRPGをプレイ。
 これだけ書いてるとただの駄目人間みたい。いやでも多分、ライトノベル作家に起こるイベントを面白くしようとラノべに収めたらこうなっただけで、実際にはもっと大変な苦労があるに決まってるそうであって下さい……っ!

 本当のラノべ作家の生活はわかりませんが、今作を読んでいるとこうなんだろうなという想像ができます。その想像できるリアルさが面白いです。
 平坂先生達はこうやってネタを出したり、遊んだり、編集者から逃げたりしてるんだなぁ、としみじみ感じ……あれ? やっぱり遊ぶイメージしか頭に残ってない?


 ラノべに落としてるせいもあって、ラノべ作家の大変さはあまり伝わってこないどころか遊んでるイメージばかり伝わってきて、最終的に「平坂先生は、誰かとホモ関係にあるのでは?」という疑惑まで生まれますが、それは置いておいて。

 今巻、タイトルにもなっているキーワード「妹」ですが、伊月が妹を大好きと言ってはばからない変態なだけで、1巻ではそのことについてはあまり触れられていませんでした。(ちなみに、伊月は自分に妹はいないと思っています)

 読み始めから予想できる方がほとんどでしょうが、伊月の弟である千尋が実は女の子というオチで今巻終了~。2巻で正体を明かすのかどうするのか、これからに期待です。

 ■ギャグだけでなく、リアルな心理描写が素晴しい■

 それぞれのキャラクターがただなんの理由もなく寄り添い合っているのではなく、内に色々な思いを抱え、それが的確に描写されているのが良かったです。

 再婚相手の連れ子であった千尋と、上手く折り合いを付けられない伊月。
 凡人が天才に憧れ、天才がさらに上の天才に憧れる。
 なんの目標もなく大学に通っている京が、自分の目的のためにあっさり大学を辞めてしまう伊月と、目標もなにもない自分を比べて嫉妬する。

 バカなやり取りの裏で、各キャラクター達が色々な思いを抱えている。自分自身にもありそうな思いの描写が、作品と読者との距離を近付けてくれます。

 逆にギャグならギャグで突っ切った方が良い、無駄にそういった感情描写を入れる必要はない、という方もいるかもしれませんが、管理人としてはリアルな人間っぽさをキャラに感じて、より作品を楽しめました。

 ここまでリアルなら「セックスしましょう」とあけすけに言ってくる後輩が、実は現実にいるんじゃないかと期待を持ちたくなります! 実際こられたら「あ、うえ、はあうっ!?」とかわけわからず戸惑う管理人が目に浮かぶようですが!

 ■京があまりにも純情で可愛すぎる……っ!■

 大学生で、見た目ビッチな感じな京ですが、実は処女で、一途に伊月のことを追いかけてしまうとか可愛すぎる!!
 これはあれです、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の由比ケ浜結衣に通じるものがあります。

 伊月が好きな京だけど、那由多に遠慮してその思いを口にできず、あまつさせ罪悪感を覚えているとか……! 管理人の好み真っしぐらな見せかけビッチな純情娘じゃないですか最高――!!

 なんですか、伊月が大学辞めてほとんど縁が切れたのに、それでも伊月の家に足を運ぶとかもう行動が「貴方のことが好きです」って言ってるようなものでしょう――!
 やっぱり「 I love you」の訳は「月が綺麗ですね」ではなく「わ、私は、貴方のことが……好きなのっ!」とかでしょう! ちょっと緊張して言葉に詰まる感じは必ず入れましょう!

 最終的には、伊月の支えとなって欲しいなぁ、と勝手に思っています。

 □京が可愛かった(小並感)□

 フィクションとリアルな要素が上手く混じり合って面白い「妹さえいればいい。」1巻!

 色々とそれっぽい評価を書いた気もしますが、管理人の結論なんて「変態達の巣窟で咲く京という1輪の花」が可愛かっただけですがね! 変態那由多も、ドSなアシュリーもいいですが、管理人は純情ビッチな京が好きなんですよ――――!!

 そんなこんなで、やっぱり処女ビッチが最強だなと、自身の性癖をより理解しながら「妹さえいればいい。」2巻が早く発売するよう祈ります。

◇関連書籍◇

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