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◇グラウスタンディア皇国物語1◇

グラウスタンディア皇国物語1 (HJ文庫)
おすすめ度:★★★★★
※おすすめ度最高は★5つ。例:★3つの場合は★★★☆☆という表記となります。

◇あらすじ◇

皇国最強の切り札は――双剣使いの英雄軍師! 超王道カタルシスで刻むファンタジー戦記、始動!!

五年前、隣国リジアとの大戦を終結させた七人の英雄――《皇国七聖》。
その一人である双剣使いの青年軍師クロムは、主たる姫君ユースティナとの誓いを守り、再び開戦が迫った皇国の切り札として戦場の最前線へ舞い戻る!
武力と知略の両面で卓越した才能を発揮し、絶望的な戦況さえも鮮やかに覆す英雄軍師の活躍を描いたファンタジー戦記、開幕!!

◇感想◇

 武力良し! 知略良し! エロ良し!! ……あれ? エッチな本を携え、英雄帰還!
 冒頭から飛ばし過ぎたような気もしますが、エッチな本が全てではないので勘違いしないで下さいね!
 グラウスタンディア皇国物語。
 最近は他作品でも人気なファンタジー戦記がいくつもあり、人気が出て来たのかなーと思っています。
 そのファンタジー戦記の王道を綺麗にまとめ上げたような今作品。
 お姫様との誓いを果たすために戦場に舞い戻る英雄。うん、素晴らしく王道ですね。こういう話が大好物で、ついつい読み返してしまいます。


 今作の主人公、クロム・ジャレット。
 双剣使いの青年軍師という設定。武力、知略が共にある完璧超人主人公は、戦記物では珍しいなーと思っています。
 武力なら武力。知略なら知略と、どちらか一方に偏った主人公が多いので。
 今巻では、武力、知略共に生かされるシーンがしっかりと用意されており、これだけ読むと「クロム無双だ!」と思ってしまいます。いや、俺TUEEE! とか大好きなんですけどね! 問題児とか大好きですし!
 ですが、クロム無双といっても、戦いにならないほど強いというわけではないです。
 人数を用意すれば、クロムだって負けるでしょう。他の無双ラノベみたいに1人で何百、何千と敵を一掃したりはしません出来ません。戦記物でそれが出来たら、残念ながら封印指定するしかありませんからね! 軍師の存在意義がなくなってしまうので。
 そういったバランスが取れているからこそ、より一層のめり込んでしまいます。

 一見完璧そうなクロムですが、私がとても気に入っているのがエロ本を大事に持ち歩いていることです。
 フィフニスにはため息をつかれてしまいましたが、私はそれでとても親近感が湧きました。エロ本大事ですよね、エロ本!
 今、「私はそんなに……」って思ったそこのあなた! ムッツリーニの称号をプレゼントします! 何を言われても首を左右に振って下さいね。
 私としては能力的に完璧なだけに、こういった性格面での親しみやすさがあると、身近なキャラとして感じられていいんですよ。

 また、戦いは負けてはならないというクロムの言葉。
 正直、私はこの一文が一番共感を覚えたかもしれません。
 「いや、お前が共感覚えたのはエッチな本だろ?」と疑問に思ったの誰ですか!? そそそっ、そんなことないんだから、勘違いしないでよね!?
 ツンデレはいいとして、共感の話ですね。
 ラノベの主人公なら、絶対に負けないという気持ちは誰もが持っているものだと思います。しかし、クロムのように負けない戦いを最初から想定して挑んでいる主人公がいったいどれぐらいいるのか。
 だいたい、根性や主人公補正という摩訶不思議な神様のお力でどうにかったなってしまいますからね、主人公の隠された能力覚醒とか。
 けれど、クロムは最初からしっかりと負けない作戦を立てた上で、勝てなくても負けない戦いをしていきます。無論、熱いご都合主義な展開も好きですが、時には理詰めのお話を読みたくなるのです。
 能力高くて、感情的ではなく、エッチな本を持ち歩いていて。
 まだ1巻ですが、かなり好みのキャラでこれからの活躍に期待が高まります!

 余談ですが、フィフニスが「もう少し言葉を選ぶべき。そうすればユースティナも惚れ直すのに」というのに対して、クロムは「僕にはこれがあるから、必要ない」とエロ本を示しました。
 またエッチな本か! 意外とエッチな本がキーになってるのね! と過剰反応をしましたよ、私。頭からエッチな本が離れない……思春期ですかね。

 ここからは、ヒロインの話を少し。
 私がこの作品で一番興奮したのは、戦闘でも、知略での対決でもなく、クロムと姫君ユースティナとの関係です。
 完全にユースティナはクロムに惚れていると思うのですが、それだけでなく、ユースティナは「老いても、天命が尽きてもクロムと共にありたい」と口にしています。恋人や、伴侶としてではなく、家臣として。
 きっと、彼女が求めているのは一生涯を共にする伴侶ではなく、死ぬまで自分と共に理想を追い求めてくれる人なのかな、と思いました。
 愛し合うだけでいいのではないのですね。
 ギャルゲやエロゲの主人公には難しそうな役割。基本、彼らは愛が先行していますから。
 まあ、クロムが秘密にしていることがあると拗ねて怒ってしまうなど、傍から見ていると恋愛色ばかりですけどね!
 
 もう1人のヒロインであり、若くして騎士の称号を拝命したフィフニス。1巻だけ読むとサブヒロインなのかな? と思ったりしますが。
 初めはもう少し生真面目なキャラだと思っていたんですがねー。
 出るわ出るわ、妄想全開の乙女脳。
 クロムとユースティナの身分違いの悲恋を求めているとか、あまりの妄想の爆発ぶりに、思わず可愛いと思ってしまいましたよ。ギャップ萌えという素晴らしい要素を兼ね備えているとは、フィフニス、恐ろしい娘!
 それだけでなく、最後の方では恋心が芽生えたのか!? と前のめりになるようなシーンがありました。思っていることと、言いたいことがイコールにならない。必死に思いを伝えようとしているのが意地らしく、可愛らしかったです。
 まだ15歳ですからねー。可愛いのは当たり前でした。


 姫君ユースティナとの誓いを守るため、戦場に舞い戻るクロム。
 お姫様と英雄が描く王道ファンタジー戦記なので、姫好き! 英雄好き! エッチな本はもっと好きです!! という方に大変おすすめな作品となっております。
 これからに期待の作品ですね。

 ……お前はエッチな本好き過ぎだからとか言わんといてーな。

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