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  • MF文庫J『ようこそ実力至上主義の教室へ』7巻感想


◇リア充にもオタクにもなれない俺の青春1◇


著者:弘前龍 イラスト:冬馬来彩
おすすめ度:★★★★★
※おすすめ度最高は★5つ。例:★3つの場合は★★★☆☆という表記となります。

◇あらすじ◇

リア充は読むな! オタクも読むな!
これはどちらにもなれない「俺」たちの青春ストーリーだ!

 一奈々子(にのまえ・ななこ)。オタク女子。3ヶ月ごとに「嫁」が変わるタイプの絵師。おどおど小動物系の美少女。口には出さないけど、俺は密かに≪イナゴさん≫と呼んでいる。
 上井恵久(かみい・めぐ)。リア充女子。カラオケでタンバリン叩いてた人。いつもいい匂いがするクール系の美少女。こっちも口には出さないけど、俺は密かに≪ウェーイさん≫と呼んでいる。
 クラスこそ一緒だけど、イナゴさんも、ウェーイさんも、俺とは別世界の住人だ。リア充でもオタクでもない俺は、きっと深いかかわりを持つことなく終わるんだろう。
 ……そう思っていた。あの夜、あの公園で、あんな秘密を知ってしまうまでは。
 2017年、オタクがメジャーになりすぎた時代。何にもなれない「俺」たちに贈る、新・青春ラノベ開幕!
(電撃文庫公式サイトより)

◇感想◇

 言動こそリア充っぽいものの中身が天使過ぎてメグちゃん凄い好き。

 これが、これこそ新たな青春バイブル! 電撃文庫『リア充にもオタクにもなれない俺の青春』1巻感想!


 リア充にもオタクにもなれない私は一体どうすればよかったのでしょうか?


 そんな疑問の答えと言っても過言ではない作品。学生時代にこんな物語があったら、読みたかったなぁと思わずにはいられない程、主人公・荒川亮太に共感を覚えました。
 リア充か、オタクか。実際、どちらか極端なんてありえないわけですよ。

 ■どんなグループに所属したって気を遣うし、苦労もする■

 リア充グループ、オタクグループ。どういった集まりかはどうあれ、学校生活を楽しく過ごしたいなら仲良い友達を作らなければと考えるのは自然です。
 実際、友達と下らない話をしているのは楽しいですし。

 とはいえ、そういったグループを維持するというのは、気苦労が多いでしょう。
 今作のヒロインであるオタク女子・一奈々子(にのまえななこ)とリア充女子上井恵久(かみいめぐ)。
 傍から見ればそれぞれ生粋のリア充・オタクに見え、日々楽しんでいるだけに見えますが、やっぱり気を遣い、精神的に辛いこともあるわけで。

 正反対に見える二人ですが、結局似たような悩みを抱えている辺り、リア充もオタクも関係なく、人間関係の構築は難しいのだと悟ってしまいます。

 特に揃って共通しているのは、学校生活を楽しく過ごす為にグループに所属しているのに、そのせいで辛い思いをしているというところ。
 矛盾しているし、辛いだけならそんなグループ抜けてしまえと思わなくもないですが、じゃあ抜けた後どうすればいいのかという答えは出るはずもなく、だったら頑張って今の関係を維持しようというのも理解できます。

 友達と喧嘩して絶交したからって、同じクラスだったら最低でもクラスが替わるまでは毎日面を拝まなくてはいけません。お互い気まずくなるぐらいだったら、多少我慢する程度なんともない。

 奈々子も恵久もタイプは違えど気を遣うのは一緒なので、似た苦労を背負い込んでいるふしがあります。
 現実的に考えればそれを間違っているなんて言えないし、寧ろそういった気が遣えなければ現代社会でまともに生きていかねいでしょう。コミュニケーション、ほんと大事。

 現実は物語と違って嘘を付かない人が格好良く、真正面からぶつかればいいだけで済むわけがありません。

 けど、けどですね? 今作はあくまで物語なので、現実的な折り合いを付けつつも、性格も所属グループもなにもかも違う亮太・奈々子・恵久の三人が、上っ面のない本音ぶつかり合える関係になって欲しいなぁと思うわけですよ!

 男1人女2人とかのグループとか、どう考えても揉め事が起こりそうですが、それでも大団円を望みます。

 だってー、皆良い子なんだもんよー。幸せになって欲しいじゃないですかー。

 ■優しく親しみやすいリア充女子とかなんなの? 天使過ぎて惚れないわけないんですが?■

 リア充というキャラ付けだけで軽い、頭が悪いなどなど凄い偏見を抱いていましたが、今作でその考えを改めました。


 恵久ちゃんほんと天使……っ。


 言動こそリア充っぽいですが、内面はどこまでいっても優しい子。
 カラオケで亮太が歌っている時、他のメンツはスマホをいじったり会話をしていたりと全く興味を示さない。そんな心が折れそうな状況の中、唯一恵久だけはちゃんっと聴いてくれて、一緒に盛り上がってくれる。

 小悪魔めいた表情で軽くボディータッチなんかして、からかってきたりともう小悪魔なのに天使かと。鼻をツンツンとか止めて。免疫のない男子はそういうことをされただけで惚れちゃう安い子なの。

 そんな子と三か月とはいえ、彼氏彼女の関係になると、亮太幸せ過ぎなのでは?

 これによって少なからず問題は起きてしまったわけですが、それはそれ。
 恋人(仮)とはいえ、こんな可愛くってちょっと小悪魔めいた美少女と手を繋いだり
彼女の手作りお弁当を食べさせてもらったり最高ですか。早く亮太だけ爆発すればいいのに。


 週に2回程奈々子とオタク布教活動を行うと聞けば、じゃあ私とは週3回デートと返してくる辺り、この時点で多少なりとも亮太に対して好意を抱いている気がしなくもない。
 偽の恋人。演技で、嘘。
 周囲を欺きたいだけならそこまでする必要はないと考えると、やっぱり亮太に好意を抱き始めているのはではと考えると高まってくるのですがっ。


 最終的に奈々子のこともあり、この恋人(仮)が更なるごたごたの原因になりそうですが、そういう辛い未来予想は脇に置いておいて、亮太との恋人関係を楽しんでいる恵久をひたすら見ていたい。

 リア充で天使とか最高過ぎですわー。

 □等身大な青春物語□

 もどかしい気持ちが沸き上がる電撃文庫『リア充にもオタクにもなれない俺の青春』1巻感想。

 恋から、人間関係の悩みまで近いことなら現実にもありえる青春物語。なんなら現実の方がもっと酷くて汚いまである。
 読み手と似た悩みを抱える彼・彼女達が、少しずつ距離を詰めていく姿にドキマギしたり、ちょっとしたすれ違いで逆に距離が離れていくと一緒になって落ち込んでしまいます。

 一喜一憂。
 ページを捲る度に彼らと一緒になって気持ちを揺らす程に、物語の世界にどっぷりと浸かってしまいました。

 まだまだ始まったばかりの彼らの青春物語。この先、亮太や奈々子、恵久がどのような関係に変化していくのか。その過程でどんな気持ちになるのか。
 気にならないわけがないので、2巻目を待ち望みます! ……3ヵ月延期しているので色々と不安は残りますが。


 リア充でもオタクでもない『俺』達の青春! 2巻の為にも皆読んで―!!

◇関連書籍◇

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