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  • MF文庫J『ようこそ実力至上主義の教室へ』7巻感想


◇たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語1◇


著者:サトウとシオ イラスト:和狸ナオ
おすすめ度:★★★★★
※おすすめ度最高は★5つ。例:★3つの場合は★★★☆☆という表記となります。

◇あらすじ◇

村人、強すぎ! ド田舎からとんでもない奴がやってきた!?
「僕、都会に行ってみたいんです!」 村人誰もが反対するなか、軍人になる夢を捨てきれず王都へと旅立った少年ロイド。しかし村で一番弱い男と言われる彼を含め、村人は誰一人として知らなかったのだ。自分たちの村が高レベル冒険者でも恐れる『ラストダンジョン手前の人外魔境』なんて呼ばれている真実を。
そこで育ったロイドは……身体能力ばつぐん、古代魔法も完備、おまけに家事のスキルもパーフェクト!!
「な、何者なんだ、あいつは……!」
「ロイド君、本気出しちゃだめよ?」
これは、無自覚に無敵を体現する少年が『本当の強さ』に目覚めゆく勇気と出会いの物語――。
(GA文庫公式サイトより)

◇感想◇

 王道の斜め上を走り続ける勘違いファンタジー! 国を救うのはハンカチでした。

 自分のことを弱いと思っていたら実は強過ぎ主人公・ロイドが綴る勘違いファンタジー。GA文庫「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」1巻感想!

 王道ファンタジーかと思っていたら、むしろ王道を丁寧に叩き壊していく物語でした。いやもう本当に、丁寧に1つ1つ王道という概念を壊していきましたね!

 ■ラストダンジョン前の村人はやっぱり強かったです■

「勇者でも苦戦するようなモンスター達が蔓延るラスダンジョン前の村に住んでいる村人達、実は最強なのでは?」

 RPG系のゲームを遊んでいたら誰もが1度は考えたことのある事を、事実そのままライトノベルに落とし込んだ作品。
 ロイドの勘違いを他のキャラクターや地の文がツッコミを入れつつ進むのがコミカルで面白いです。


 王道通り進むかと思えば、そんなものはゴミ箱ぽいとぶっ壊しながら進んでいく為、予想できない展開に終始笑いが上げてくるファンタジーコメディー作品。この世界に掛かれば、クールで恰好良い騎士様も鼻水を垂らしながら格好つけざる負えません。

 モンスターを"虫"や"動物"と扱い、倒しても害虫駆除した程度の認識のロイド。周りからすれば「それモンスターだから! 虫とかそういうレベルの生き物じゃないから!」という気持ちなのですが、何を言ってもロイドは信じないし、周囲の人々はロイドの数々の常識外れな行動に開いた口が塞がらない。

 勘違い→ツッコミを繰り返しながら進んでいくのですが、その悉くが王道をぶっ壊す。
 魔王すらも「王様のコスプレをした酔っ払い」として扱い、ロイドが古代ルーン文字を記したハンカチであっさり倒される始末。
 おうふ、魔王がハンカチでこすられて消えてしもうた。勇者ってなんぞ? 伝説の武器ってなんぞ? というか、この世界の魔王風当り強過ぎない?


 最近ありげな俺TUEEE系の爽快感はほぼ皆無ですが、あまりあるコメディーがとんでもなく存在感を醸し出しています。最後まで読んで噴出さずにいられたら、その人を勇者と崇めてもいいでしょう。もしくは、ラストダンジョン前の村人と。

 というか、王道ファンタジーを題材にしたコントか何かだったのではないかと、思わずにはいられません。

 ■『呪われたベルト姫』セレンのロイドに対する反応が意外。あのー、目の色濁ってませんか大丈夫ですか?■


 ヤンデレ覚醒。


 主人公がお姫様の呪いを解くという王道的展開があるという情報を仕入れ、王道的な展開が大好きな管理人は、迷わず購入を決意したのですが……セレンが予想以上にヤンデレしていて驚愕です。

 例えるなら、大好物なチョコレートの中から髪の毛が出てきた時のような驚き。それを愛と取るか、狂気と取るか、はたまたお菓子会社の陰謀と取るかは人それぞれでしょう。お客様センターの番号はどこですか?


 もうちょっとまともな正統派ヒロインかと思えば、登場する度「ロイド様ロイド様ロイド様etc」といつまでもロイドの名前を呟き、顔見知り程度の関係しか気付けていないのに脳内では相思相愛の恋人どころか将来設計まで完璧とかどこのきよひー。

 恋敵には殺気を振りまきつつも、ロイドには常に狂愛を囁くだけのコメディー仕様のヤンデレなのでとても可愛い。背中をナイフでぐさりとか、腹を裂いたりとかそういう血生臭いことはしない可愛らしいヤンデレ。

 清純で献身的な王道お姫様も好きですが、セレンのようなロイドしか目に入らず愛を語らい続ける狂った機械のようなお姫様も大好物なので、断然管理人はセレン押し。


 狂気的で、病んでいながらも可愛いヤンデレの良さがセレンにはあります。勘違い主人公に勘違いヒロインとある意味運命的でお似合いな二人なので、お付き合いしてみても良いのではないでしょうか? 凄い縛り付けるお嫁さんになりそうですがね!

 □物語にツッコミを入れていくスタイル、最高ですね□

 ボケとツッコミのオンパレードだったGA文庫「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」1巻感想。

「いやそんなわけないから!」

 と、一緒になってツッコミを入れたくなる今作。地の文でのツッコミが冷静で淡々としているのがまたシュールで面白さを際立たせています。

 そんなコメディー要素強めな今作の2巻目はどうなるのか。
 1体目の魔王は倒しましたし、さっそく次の魔王が出てくるのか。それとも、騎士候補生になったロイドを良く思わない奴がいて、なんやかんやあってロイドにぼこぼこにされていまうのか。

『どうもロイド様と一線を越えたセレンです』

 などというセレンの自己紹介が聞けるのか、非常に楽しみです。
 2巻目もまた、1巻以上にコミカルで楽しい勘違いコントを期待しております。

◇関連書籍◇

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