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◇ゴブリンスレイヤー4◇


著者:蝸牛くも イラスト:神奈月昇
おすすめ度:★★★★☆
※おすすめ度最高は★5つ。例:★3つの場合は★★★☆☆という表記となります。

◇あらすじ◇

「数は三。翼がある。 ゴブリンではない」
「ゴブリンよりは、よほど危険だ。だが魔神どもとは比べるべくもない」国王署名入りの依頼「悪魔の塔」の討伐に重戦士、槍使い、ゴブリンスレイヤーの三人が挑む――。
「ね、ぶらぶらしよっか」ゴブリンスレイヤーのいない休日、牛飼娘は女神官と街を散策する――。
「見てなさい。私が世界の一つ二つ、救ってあげるから!」妖精弓手は冒険のない日、受付嬢の提案で、聖騎士を演じる――。
「森人と一緒に冒険に行けぇ?」種族を超えた共闘、これは彼と出会う前の三人の冒険――。
辺境の街で紡がれる、十の物語。蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第4弾!
GA文庫公式サイトより)

◇感想◇

 今日も今日とてゴブリン退治――「ガーゴイル。あれがか」――あれぇ?

 遂にドラマCDになってしまったゴブリンスレイヤーの物語。GA文庫「ゴブリンスレイヤー」4巻感想!

 4巻は十の物語から成る短編集。ゴブリンスレイヤーや女神官の話だけでなく、多種多様な人々の手によって語られる日常や冒険でした。十の物語とはいっても、それぞれ話の長さはまちまちで長かったり短かったり。

 基本は幕間。物語の間の一休憩で、ダークな色も薄め。薄いだけないわけではないのは、この作品らしいですが。

 とはいえ、本編とは違い穏やかなひと時。ゴブリン退治も少しお休みです。(全くないわけではない)

 そも、色々なキャラクターの視点から語られる為、ゴブリンスレイヤーの出番すら少な目。けれど、お話しごとにちらりと登場するゴブリンスレイヤーの影を見ていると、また違った彼の魅力に気付いたりして、出番が少なくても管理人を夢中にさせてくれます。

 冒険の後、仲間と共に酒場を訪れても食事をしない理由とかね、もうキュンッとしますとも。言葉にしない、不器用な思い遣りが心にくるっ。

 他、女神官や妖精弓手などといった普段語られることのない休日風景もあり、本編とは違った穏やかな日常を楽しめました。女神官の私服姿は新鮮で、愛らしい。いいですよね、私服。イラストも相まって最高に可愛かったですとも、ええ。飾り気の少ない麻の服だからこそ、余計に彼女の清廉さが伝わってきてもう最高か。

 ■ゴブリンスレイヤーが、冒険をしている……だとっ!?■

「数は三。翼がある。ゴブリンではない」
ゴブリンスレイヤー4巻より

 十の物語の中でも特に管理人が好きだったのは、寝起きで素肌を晒す妖精弓手の話――ではなく。ゴブリンスレイヤーが悪い魔法使いを倒すお話。

 ゴブリンスレイヤーがまともな冒険をしているだけでも驚愕ですが、そのパーティー構成がまた驚き。重戦士・槍使い・小鬼殺しの只人による3人パーティー。本編ではありえない、夢の共演とは正にこのことでしょうか。

 それぞれ銀等級の冒険者達。実力は申し分なく、突如出現した悪魔の塔に住まう悪い魔法使いを打倒する為――登攀(とうはん)。


 塔上らないのっ!? いや上ってるけどもっ!!


 ゴブリンスレイヤーがいる時点でまともな冒険とはいかないのは分かっていましたが、まさか塔の壁に楔を打ち込みながら登攀とか、普通しないですよ? いや、オール只人戦士のパーティーでは、真正面から挑むのが難しいのは分かりますけどね?

 ゴブリンスレイヤーの突飛な作戦にも重戦士が動じなかったのは意外でしたが。もっと、槍使いのように驚き、否定するものだとばかり……。やはり、頭目ともなると仲間を守る為柔軟な発想が大事ということでしょうか?

 とはいえ。
 天辺に付いてからは、真正面から悪い魔法使いとの対決。倒した後は冒険者らしく宝物探し。
 今までゴブリンをスレイして終了だっただけに、宝物探しという冒険者らしい姿を見ていると「そうか、これが冒険か」と感慨深くなります。ゴブリンをスレイするだけのは、なかなか冒険とは言い辛いですからね。

 未知の塔を上り、悪い魔法使いを倒し、お宝を頂く。うーん、冒険ロマン。


 冒険者らしい冒険に胸躍り、こういうのも「悪くはない」。しかし、ゴブリンスレイヤーですから、ゴブリンを退治してこそ真骨頂。このように、短編で時折冒険しているのが丁度良い塩梅でしょうか。

 ゴブリンスレイヤーが普通の冒険に挑むとどうなるのか。想像していたモノとは違いましたが、それもまた良し。軽口を叩きあいながら冒険する姿は、一種の憧れを抱かせ、こちらも高揚するほどでした。


 このような描写はなく想像になりますが、この"冒険"の話を訊いた妖精弓手が葡萄酒の入った杯を片手にゴブリンスレイヤーに文句を口にしている場面を想像すると、思わず頬が緩みます。

 ■ゴブリンスレイヤーのイケメンボイスに聞き惚れるっ!!■

 ドラマCD。つまり、各キャラクターに声が付いたわけですが、女神官役を小倉唯さん。妖精弓手役を東山奈央さんが演じるなど豪華な声優陣が揃い踏み。蜥蜴僧侶の声を聴いて思わず「ぶほぉっ!?」と噴出してしまったのは仕方がない。杉田智知さんと知らなかったんやぁ。

 にしても、1番はやはりゴブリンスレイヤー。

 担当声優の梅原裕一郎の名演技により、とんでもないイケメンが出来上がっていました。低音で鼓膜に響く色気ある声に蕩けてしまいそう。

 さて、お声も素晴らしかったですが、肝心のお話。
 ドラマCD「我が家への帰還」では、メインはゴブリンスレイヤーではなく女神官と妖精弓手。つまり、ゴブリン退治ではない。

 二人がきゃっきゃうふふしながら冒険している姿を想像すると、大変気持ちが高ぶります。しかも、今回は魔物の盗伐ではなく、遺跡へ宝探し。本編にはないトレジャーハントのような冒険というのもよく、なにより女神官の成長が垣間見えました。

 物理攻撃が通り辛く、肉を溶かすガチでやばいスライム。服だけを溶かしてくれる性少年憧れのスライムさんではなく、ガチスライムです。

 そんなとんでも生物に襲われながらも、今までの経験を活かし、窮地を乗り越える案を出す女神官。しかも、その発想の原点が「ゴブリンスレイヤーさんならこんな時どうするか」という影響受けまくりなもので、管理人、こみ上げてくるものがあります。

 今回の冒険もゴブリンスレイヤーが使ってしまったゲートの巻物を探し出しプレゼントするというもので、彼女の健気さがこれでもかと際立ち、心奪われましたとも。

 誰かの為の献身。それはとてもとても尊いものです。そんな姿が大好きな管理人は、女神官がとても大好きです!


 ゴブリンスレイヤーにスクロールを渡し、褒められて(?)嬉しそうに喜ぶ女神官。そんな彼女の声音が実際に聴けるとか、やはりドラマCDは最高としか言えません。耳が幸せで死ぬ。

 今回の冒険では、ゴブリン退治はなく、ゴブリンスレイヤーとの冒険もありませんでした。もし、ドラマCD第2弾があるのならば、ゴブリンスレイヤーと女神官の冒険を訊いてみたいものです。
 ゴブリンスレイヤーとのやり取りをお声にしてもっと聴きたいのですよ!!

 □ゴブリンスレイヤーの不器用な思い遣りが物語の各所に描かれて卑怯□

 なにこのイケメン格好良すぎるんですけど!? GA文庫「ゴブリンスレイヤー」4巻感想!

 どのお話でも、ちょっと話題に上がったり、ちらっと登場したりするだけのゴブリンスレイヤーでしたが、そのどれもで不器用な優しさが伝わってきて惚れてしまう。

 というか、卑怯!
 4巻。どの物語でも"お金が要り様"なゴブリンスレイヤーがお金を貯めている理由が牛飼娘の為で、最後の最後でそのことをしっかり明かしてくるとか「そういう理由だったのかぁあああっ!?」と呻いて叫んでも仕方のない案件ですよ!?

 彼の不器用で伝わり辛い優しさに胸が一杯になったのは管理人だけではないはず。そんな不器用さも含めて「仕方ない」と微笑む牛飼娘の態度もよく彼のことを理解していて……はぁ、尊い。


 さて、「ゴブリンスレイヤー」5巻では山の砦に沸いたゴブリンをスレイしにいくとか。幕間も終わり、本筋に戻ればさっそくゴブリン退治。それでこそゴブリンスレイヤー。そのぶれぬ様に憧れます。

 管理人としては、4巻でもちらっと登場した剣の乙女が少しでも出番があると嬉しいのですが。3巻と続き、4巻でもちょっとした登場でしたが、その両方とも年頃の恋する乙女以外のなにものでもなく、凄い絡みを見たい。

 ゴブリンスレイヤーに献身的に尽くす剣の乙女を見て、ぷくーっ頬を膨らませて嫉妬する女神官とか凄く読みたいのですが! やはり、嫉妬は可愛さ倍増のスパイス。……前にもこんなことを書いたような書かなかったような?

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