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  • MF文庫J『ようこそ実力至上主義の教室へ』6巻感想

◇いま、n回目のカノジョ1◇


著者:小林がる イラスト:Tiv
おすすめ度:★★★☆☆
※おすすめ度最高は★5つ。例:★3つの場合は★★★☆☆という表記となります。

◇あらすじ◇

キミと同じ時間を何度も過ごす。それも悪くない——そう思ってた

刻坂詩音と一緒にいると、よく時間ループに巻き込まれる。大変なときもあるけど、僕はそれなりに楽しんでいたんだ。でもループの新たな被害者・神崎さんの登場で、僕のループしがちな青春は騒がしくなっていく——
(富士見ファンタジア文庫公式サイトより)

◇感想◇

 聖女かっ。聖女なのか詩音ちゃん……っ!!

 汚い心が浄化され、新たな生命体となりかねない富士見ファンタジア文庫「いま、n回目のカノジョ」1巻感想!

 タイトル・表紙からも察せる通り日常ループ物。とはいえ、レンジでチンしてもゲルバナナは出てこないし、未来からやってきた自称娘が恋のキューピットになったりもしない。

 "刻坂詩音(ときさかしおん)"のちょっとした想いによってループが起こり、彼女の願いを叶えればループは解除されて、ほっといても解除される。つまり、何もしなくても世界はつつがなく周り続ける。

 命を賭けたやり取りはない為、安心して先を読める作品です。いいですよね、誰も死なない平和な世界。
 ループ物にありがちですが、ループを解除する為の謎解きがメイン。「ループしてるけど、原因は何かしら?」と、"毎原和人(まいばらかずひと)"と"神崎流留(かんざきながる)"が奮闘したり何もしなかったりします。

 ループに関するいざこざは多少なりともありますが、管理人は何よりもヒロイン達の尊さにやられてしまいましたよ! 

 ■詩音ちゃんは聖女だったのです……■

 神様にすら「修正不可」とさえ告げられた汚れきった管理人の心は、今作のメインヒロインである"刻坂詩音(ときさかしおん"ちゃんによって見事に浄化されました。

 それほどまでに尊い。

 困っている人には手を差し伸べ、相手の気持ちを組み、笑顔で応えることができる少女。人間嫌なことがあれば、態度や表情、言動など何かしらに出るものでしょうが彼女にはそれがありません。あまりにも負の面がなさ過ぎて、人間とは違った基準で生きる「天使」か「聖女」に見えるほど。彼女にだけ、別の何かが見えていて、それに準じて動いているようにも見えます。神託を受けているという言われても信じてしまいそう。

 その為、人間味が薄いとも捉えられますが、可愛いので万事OK! 表紙の詩音に一目惚れ隊隊員募集中。

 語り手は"毎原和人(まいばらかずひと)"ですが、どう考えても主人公は詩音。コミュニケーション能力がマイナス値という絶望的に他人と関わることが下手な少女"神崎流留(かんざきながる)"が詩音の妹になりたいというのも理解できるほど。流留が百合になっても、管理人は受け止めますとも。むしろ、詩音×流留を推奨。

「るうちゃん……」
「詩音ちゃん……」

 とか、甘く囁き合う二人……。いやいやいやいや。落ち着けぇ。管理人の腐りきった心は浄化されてー今は清らかで純粋な管理人ー。

 あまりにもできたヒロインに我を忘れてしまいました。でも、そういうこともありますよね? 誰だって聖女に出逢えば両手を合わせて祈りを捧げるのですから……。

 ■ヒロイン二人が優しすぎる……っ!!■

 こんな女の子がいるわけない! けど、いいの! だってこの作品はフィクションだもの!!

 ヒロインである詩音と流留。
 二人揃って良い子過ぎて直視できません。我らが聖女である詩音は言わずもがなですが、流留も友達の為を想って行動できる優しいヒロインでした。

 詩音を中心にしたループに巻き込まれながらも、詩音を恨むことない。
 ただループが終わるのを待つのではなく、友達である詩音の願いを叶えてループを終わらせようとする流留。
 ループから解放されたいという気持ちもありますが、なにより詩音の願いを叶えて上げたいという優しい想いが先にありました。

 感情を伝えるのが壊滅的なだけで、性格的にはとても素直で優しい少女。そんな少女の内面を見抜ける詩音が流留の友達になるのは、必然なんでしょうね。というか、流留の内面が見抜けないと、完全にドSな女王様ですし。ドMな変態男が寄ってくる程度には辛辣な視線と言葉を投げてしまう。いくら内面が優しくとも、殺気を込めて睨み、罵倒してくる相手と友達にはなれないでしょう。

 そう考えると、詩音がどれだけ相手の感情を読み取るのが上手いかわかるというもの。「テレパシーでは?」と疑ってしまう程の理解力。やはり、聖女……。

 そんな心優しいヒロイン二人に挟まれた和人は背中を刺されても仕方ないのではないでしょうか? だが、しかし。心が清らかな管理人に妬みなんか、妬みなんか…………ないっ!

 ――こともない。

 □詩音と流留にはこれからも友情を育んで欲しい□

 別段男主人公であろう和人がいなくても好きになれそうな富士見ファンタジア文庫「いま、n回目のカノジョ」1巻感想。

 振り返ってみても、あまり印象に残っていない和人君。ヒロインズの印象が強すぎたのか、和人の印象が薄すぎたのか。語り手なのに空気とはこれいかに。いや、語り手だからこそ空気なのでしょうかね?

 2巻目もありそうなことがあとがきで書かれていたので、その時に彼の活躍を期待しましょう。とはいえ、管理人としては1巻で綺麗に終わっていたと思うので、蛇足にならなければいいなとやや不安。
 この設定で1巻以上の結末となると……恋愛か友情の二択を詩音に迫る感じ? やはり、和人君の出番はないそうです。

◇関連書籍◇

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