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  • ガガガ文庫「青春絶対つぶすマンな俺に救いはいらない。」1巻感想

◇悪逆騎士団 そのエルフ、凶暴につき1◇


著者:水瀬葉月 イラスト:ももこ
おすすめ度:★★★★☆
※おすすめ度最高は★5つ。例:★3つの場合は★★★☆☆という表記となります。

◇あらすじ◇

その騎士団が担うのは、正義ではなく悪だった――
悪徳栄える蛮都ニルイーストの狂乱の日々。

 代々の紋章王が統治するゼルティバッソ紋章国の東端、ニルイースト。そこは脛に傷持つ犯罪者たちや、一攫千金を夢見る荒くれ者たちが集い、暴力と欲望が支配する街。
 そんな蛮都の風紀を守るべき王国直下の常駐治安騎士団だったが、しかし彼らこそが一番危険で邪悪な存在であった。
 ――人呼んで、悪逆騎士団。
 誰もが目を奪われる美貌と、誰もが畏れる暴威を振りまく女エルフの団長アリシア。彼女に捕らわれて、新たな団員として暮らすことになった元暗殺者の少年コルナルド。そして拷問騎士、淫蕩騎士、醜悪騎士という出鱈目な団員たちによって繰り広げられる狂乱の事件とは――。
「まったく私達はとんでもない悪党だな」
 悪によって悪を裁く、退廃のダークファンタジー登場!
(電撃文庫公式サイトより)

◇感想◇

 題名に恥じない悪逆ファンタジー。ライトなエロスというか、これ入ってますよね?

 綺麗で邪悪なエルフのお姉さんが好き過ぎて購入してしまった電撃文庫「悪逆騎士団 そのエルフ、凶暴につき」1巻感想!

 エルフで、悪。
 この二つの要素を合わせるとダークエルフが出来上がるのですが、普通の色白エルフで悪を成すというのが珍しく、思わず手にとってしまいました。大抵の異世界ファンタジーでは、善がエルフで、悪がダークエルフという大枠から外れることがほぼないので、意外と見なかった合わせ技だなぁ、と。

 ももこ先生のイラストが綺麗なのも要因。悪逆らしいイメージのエルフ。アリシアの表紙絵がいい。一際白く輝く魅惑の谷間に誘われたわけではない。断じて、ない。


 表紙・タイトルのイメージ通りなダークファンタジー。悪逆非道を公然と成し、読み手の精神に来るような残虐な描写も見られます。耐性のない方は、そういった場面を弾きながら読むしかありません。

 とはいえ、とーはーいーえー。ちょっと年齢層高めに向けたダークファンタジー。グロい表現も多々あれど、大人向けのエロティックな表現も多々あるわけで。様々な意味でドキドキし、読む手が止まらないこと間違いなし。特にエロ担当であるローズリリィお姉さんはやべぇ。

 ■コルの貞操がピーンチ!! 肉食系の女性多過ぎっ!!■

 コルナルド・ナイン。悪逆騎士団に入団したばかりの少年で元暗殺者。一般知識・感情に乏しく、常に無表情であり、なにより、性知識にも乏しい。性知識にも乏しい(二回目)。

 そんな、精神・肉体的には純粋無垢な少年を汚そうと、エロティックなお姉さま方が今宵もコルを付け狙う……。


 ――まあ、流石にずっと付け狙っているわけではないですけどね!


 とはいえ、である。後一歩で美少女文庫に移動してもおかしくはない描写はあるわけで。

 身体の洗い方すら分からないコル。そんな彼を洗う為に平然と裸になり、ローズリリィはコルの身体を洗う。この時点でもうあれですが、隣室から響く秘め事の音に当てられたローズリリィが、コルの身体の中心にあるモノに手を伸ばし――。

 はたまた、とある依頼で変装することとなったコルとアリシア。変装する為に衣服を脱ぎ去り、互いに裸を晒す。無表情まま感情を表さないコルに対し、「私も味見くらいしても」とコルのコルを見たアリシアは――。


 純粋無垢な少年の貞操が、お姉さま方によって散らされてしまうぅううううううっ!?


 性を知らぬ無垢な少年が、お姉さまの手練手管によって彼女達の色に染められていくとか考えるとちょっと、ねえ? 興奮してしまうのも否めないようなそうじゃないような最高か。

 コルが全く恥ずかしがったりしないのも、また良いのですよね。無反応だからこそ盛り上がるというか、これから行為に耽った場合どんな表情をするのか気になるというかぁ……。


 結局、ライトノベルらしく重要部分に突入する前に邪魔が入る始末ですがね!

 ■無感情なコルには、感情的なヒオが良く似合う■

 敬愛するアリシアが可愛がるコルを嫌うヒオ・マシロストリーク。
 お約束のようにツンツンした性格をしており、なんだかんだと面倒見の良い性格のおかげか、自意識が薄いコルとは好相性。本人は否定するでしょうが。

 コルに対して不機嫌全開のヒオですが、逆に全く意に介さないコル。気に入らなくともなんだかんだと面倒を見てしまうヒオは見ていてニヤニヤします。
 お姉さんペアと違ってコルと年が近いということもあり、一番ヒロインっぽい。時折垣間見せるツンデレ要素が心くすぐります。

 ローズリリィとコルが前戯を済ませて秘め事に突入しようとした際、幼馴染ヒロインが如く風呂場に突入し、その後、ローズリリィとコルが同じ石鹸の香りを漂わせていることに苛立つヒルは、完全にヒロインである。
 とはいえ、コルに対するヒロインらしい好意をヒオは持っていませんが。あるとしたら、同族嫌悪?

 そんなツンデレを見せられた後に感情を削ぎ落とし、一切の容赦なく拷問しているのには、思わず顔を引きつらせましたが。うん、本当にご飯を食べている時でなくて良かったです。描写をそのまま想像すると、食欲失せますから。日用品が拷問道具に……。

 ヒオが拷問している姿を見ても嫌悪せず、感情を揺らさないコルはやはり良い相方なのではないかと。感情が欠落している故でしょうが、こういった愚劣な行為すら容認し合えるというのは、好意を向け合う以上に得難い存在だと思います。

 これが普通の主人公なら拷問を止めさせて正しい道に歩ませるのでしょうが、管理人としては、二人で悪の道に堕ちるというのも中々に乙なもの。汚れた部分も認め合えるって、好きな部分を褒め合うよりも難しいことだと思うので。良い部分より、お互いの欠点を言い合える関係の方が愛情が深そう、みたいな?

 ヒオも含め悪逆騎士団の面々の取る手段は悪でも、その行動が全て悪かというとそうではなさそうで、悪の道というには気が早そうですが、ね。

 □悪エロは最高□

 悪逆非道かつエロは最高である電撃文庫「悪逆騎士団 そのエルフ、凶暴につき」1巻感想!

 悪、悪、悪。
 正義なく、悪が悪を裁くというお話は、それはそれで爽快でした。クズ外道相手なら、悪いことをしても、良心が痛みません。
 優しい一般市民相手にド外道な事をする集団だったのなら、好感もなにもなく「こんなん胸糞悪くて読めるかー!」と、読み始めで投げ捨てるまでありますが、そんなことがなく本当に良かったです。

 ただ、表紙のエルフであるアリシアに釣られて良かったなぁという思いもありますが、最後の最後でこの本を手に取った理由が消え失せて泣いた。

 綺麗で邪悪な“エルフ”って言ったじゃないですかー! そのやり方は卑怯でしょうよ――!!

◇関連リンク◇

悪逆騎士団1巻感想

◇関連書籍◇

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