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  • MF文庫J『ようこそ実力至上主義の教室へ』7巻感想


◇新約 とある魔術の禁書目録9◇


おすすめ度:★★★☆☆
※おすすめ度最高は★5つ。例:★3つの場合は★★★☆☆という表記となります。

◇あらすじ◇

世界は滅んだ。オティヌスの支配は、成就した。闘いの舞台であるグレムリンの本拠地、東京湾上に浮かぶ『船の墓場』は消失した。それどころか、世界そのものも消えて無くなった。共に来たインデックスも、御坂美琴も、レッサーやバードウェイ達も当然消えた。統一された闇の空間。黒一色のそこに、上条当麻だけが残されていた。その理由は、ただ一つ。世界の基準点であり修復点でもある『右手』を持つからだった。神と成ったオティヌスにとって、上条当麻はすでに微塵も興味の無い存在となっていた。いつものように、ここから彼の逆転劇が始まる可能性は、全くない。ここうそういう『世界』だった。そして。そして。そして。これは、上条当麻の心を挫く物語。

◇感想◇

 もう、萌え要素を探すの無理です……。
 新約となってから9巻目となる今巻。無印、SSと合わせれば合計33巻ですかね。ライトノベルとしてはかなりの長寿。というか、この作品以上に巻数を重ねている作品を私は知らないです。(調べたらスレイヤーズが一番長いとか。知らなかったです)
 では、今作新約9巻ですが、遂にこんなところまできたかー、というのと、昔と比べると凄く変わったなー、という印象。
 新約になってから顕著に現れていますが、概念的な話が増えてきたと思います。前のヒーローの話はその最たるものでしょう。
 9巻でもその要素が強く、歯を食いしばり、右手を握って戦えばどうにかなるという状況からどんどん離れていっています。
 巻数を重ねれば飽きられないために色々しなくてはいけないのは理解できますが、最初期の話を振り返ると、随分遠いところまできたなー、という印象を受けました。
 今巻は、当麻の心を挫く物語とあるように、戦闘ではなく、精神的に彼を壊していく話で、私はどんどん話に付いていけなくなってます。


 前巻まではまだ萌え要素がありました。やっと、インデックスや美琴と肩を並べて戦えるなど、所々発狂させていただきました。
 しかし、今巻は……厳しい。話のほぼ全てが当麻の心を挫くための話。ページを進める度に、私の心も悲鳴を上げていました。止めて、これ以上当麻の心を壊さないで!
 前半は終始その調子だったので、もう、本当にいつページを捲る手が止まっても不思議ではなかったです。
 戦闘のように派手ではなく、主人公を巡っての修羅場のように甘くも苦くもない、ただただ一人の人間を挫くためのお話。
 こういったことができるのは、全33巻という巻数の長さを持つとあるシリーズならではだと思います。これを他の作品でやろうとしたら……無謀もいいところです。というか、とあるシリーズとはいえよくこの話を通したなと思いましたよ。それほどまでに、これまでと毛色が違う巻でしたので。
 9巻のような話が好きか、と言われれば首を捻るしかありません。どちらかといえば、初期のほんわかムードや、上条さんの説教、こちらでも想像のできる戦闘シーンとかの方が好きですので。
 まー、最後は世界を敵に回してしまった少女のために、右腕1つで立ち向かう、上条さんらしい姿を見れて嬉しかったですけどね!


 巻数を重ねて、随分と遠くまできてしまったとあるシリーズ。作品が完結するまで読みたいと思いますが、初期の構想を忘却してこれ以上あらぬ方向にいくのだけは勘弁してほしいです。ちょっとずつ、ちょっとずつ付いていけなくなっていますので! 私が!
 次巻なんかは、思い悩むこともできないほどの気持ちの良い戦闘や、オティヌスのデレが見れそうなので、期待も高まっております。原点回帰を、原点回帰を願っております!

◇関連書籍◇

【新約 とある魔術の禁書目録】

【とある魔術の禁書目録】

【とある魔術の禁書目録 SS】
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